住みながらリフォーム6窓枠の葛藤(福岡県小郡市でリフォーム工事中)

じつは今回のリフォームで追加になった箇所がありました。

それは窓の枠で、もともとする予定は無かったのですが、工事期間中にお施主様にご相談いただき、施工することになりました。

この窓枠は木製で造られており、その上から、木目調のシートが貼ってある造りで、長年の紫外線や湿気や雨の降り込みにより、シートが劣化してしまい膨れて割れていました。

【施工前の状態】
施工前1

今回この劣化した部分のみ(窓枠の下の部分)をサンゲツのリアテックというリアルな木目のシートで貼りかえるようにしました。

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しかし、私としては窓枠にシートはあまりお奨めしていません。

もともとこういうシートは内装用で、家具やホテルのロビーなどで使われます。が、シートなので、直射日光に当ったり、湿気などで同じようにまたいつか劣化してしまいます。

本来なら、シートではなく、もともと木枠に色のついているものや、窓枠専用の一体型素材枠のものがお奨めです。

お施主様には、また何年かして同じようになりますということをお伝えしましたが、全ての窓がこのやり方で施工されており、枠の交換となると金額も高額になり大変なので今回は同じ施工でいいとのことでした。

一応、少しでも長く持つための対処法として玄関などで使う耐候性が高いもの『スーパーリアテック』を使用することになりました。

施工方法はまず、劣化したシートを撤去します。きれいに剥がれればいいのですが、写真のように表面に接着剤などが残っている場合、スクレーパーやチゼルなどで撤去します。

【撤去後】
撤去後

そのあとあく止めシーラーを塗って、平滑になるようにパテをします。

【パテ施工後】
パテ

パテをしてよく乾燥させたら、表面がつるつるになるように紙やすりなどでみがきます。これで下地処理完了です。

【シート施工中】
シート施工中

シートは裏に接着剤が付いてますが、シートを貼る前に下地との接着力をより良くする為に専用のプライマーをパテをした下地に塗ります。

そして施工箇所より少し大きめ切って余裕をもって貼り、裏に空気が残らないようにヘラなどで押さえながら少しづつ施工します。

【空気を出しているところ】
空気だし

【余分な箇所をカット】
余分なカット

【完成】
完成

完成2

本物みたいでしょ?

施工後3

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