リノベーションとは

最近、リノベーションという言葉が定着してきて、TVなどでも使われ始めました。

リノベーション(RENOVATION)とは中古住宅・店舗・事務所を現代のライフスタイルにあった住まいに創り直すことで、その建物全体の機能や価値を新しいライフスタイルに合わせた内外装に改修することです。

リフォームと違うのはリフォームは古くなったり、壊れたものを新築と同様の性能にもどす工事で、小規模の工事が多いのですが、リノベーションは比較的大規模な工事が多いかと思います。

たとえばトイレの取替えだけとか、キッチンの取替え、壁紙の張替え、塗装の塗り替えなどはリフォームです。

けれども、これに、間取りが変更になったり、構造体を耐震構造にしたりを工事に加えると、リノベーションになります。

ただ、現時点ではリフォームとリノベーションは明確に分かれているわけではないようです。そのあたりが、聞いている方は混乱する原因だと思います。

実際に工事をする際はこの工事はリフォーム、この工事はリノベーションと分けたりはしませんので、内容によって結果的にリノベーションだったという風な感じになります。
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事務所の壁紙張替え(アクセントクロス)

事務所の壁紙を1面張り替えました。

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ご希望のクロスがとってもかわいい木目なのですが、色が何色もあるものでしたので、通常の使用方法だと部屋が狭く見えそうだなと思いました。

しかも4畳半の部屋だったので、すこしでも広く見せるために柄の向きを換えて、横向きにして壁一面のみの張替えをご提案しました。

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壁紙の種類

今回は壁紙の種類についてです。

壁紙といっても色々あり、どれを選んでいいか、どんなものがあるのかわからないと思います。

私もこの仕事をするまで、こんなに種類があり、選ぶことができるのかとびっくりしました。

素材によって大きく分けると、紙クロス(普通紙、難燃紙、紙布、和紙などを主素材としたもの)、布クロス(化学繊維や、植物や動物の天然繊維を織ったもの、ビニールクロス(塩化ビニールに裏に紙などを張ったもの)に分けられます。

金額的には ビニールクロス<紙クロス<布クロス の順(紙と布は素材によっては紙の方が高い場合も)で、特にビニールクロスが他の二つに比べ圧倒的に安いです。

ただそれは昔の話で、実際は、3種類ではとても分けられず、技術の進歩で、プラスチックや、土、金属など組み合わせでも多種多様で、しかも機能性も不燃、防カビ、消臭、防汚などあり、とっても複雑になっているので、メーカーのカタログから選ぶのが主流です。

たとえば、私もよく使用しますが日本で最も大きな壁紙クロスメーカーがサンゲツですが、この1社だけでも約4000種類もありますので、日本のメーカー全部だと何万種類もあるのではないでしょうか?
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壁紙とは

まずは壁紙について説明したいと思います。

壁紙と聞くとパソコンの壁紙を思い浮かべる人もいるかもしれません。

私が扱っているのは建築の壁紙、いわゆる壁紙クロスですが、PCの壁紙の語源はこの建築の壁紙からきています。

歴史的にいうともともとはヨーロッパで始まり、16世紀には紙に印刷された内装仕上げ材として広くヨーロッパ全土に広まりました。

それまでは壁の仕上げに、壁画・天井画(代表的なものにヨーロッパの教会の壁に描かれた絵があります。)や毛織物などが使われていたのですが、とっても高価な工芸品で一般市民には使えなかったので大量生産できた壁紙は革命的な発明といえます。

壁画・天井画
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