壁紙とは
まずは壁紙について説明したいと思います。
壁紙と聞くとパソコンの壁紙を思い浮かべる人もいるかもしれません。
私が扱っているのは建築の壁紙、いわゆる壁紙クロスですが、PCの壁紙の語源はこの建築の壁紙からきています。
歴史的にいうともともとはヨーロッパで始まり、16世紀には紙に印刷された内装仕上げ材として広くヨーロッパ全土に広まりました。
それまでは壁の仕上げに、壁画・天井画(代表的なものにヨーロッパの教会の壁に描かれた絵があります。)や毛織物などが使われていたのですが、とっても高価な工芸品で一般市民には使えなかったので大量生産できた壁紙は革命的な発明といえます。
日本では和紙を加工して屏風や襖や障子などがありました。壁には茶室に和紙を貼ったという記録があるそうです。
日本で広く普及したのは戦後の建設ラッシュの際で、住宅公団に採用されるのをきっかけに一般住宅に広まりました。
今では紙以外にもビニールや繊維などいろんな素材、柄があり、目的や予算に応じて選べるようになっています。
皮や木目を表現したもの
日本の住宅では内装仕上げ材として塗装や板壁、左官壁、タイル、クロスがありますが、最も使用されるのがクロスです。
理由としては施工しやすく、印刷技術の進歩によりいろんな柄ができ、大量生産できるので安価であるからと思います。
写真や画像データも印刷できますので、デパートや駅などの壁一面の大きな広告などにも使れてるのを見たことあると思います。
種類についてはまた次回 ⇒壁紙の種類