経年変化(福岡市中央区大手門)

打ち合わせで天神の方に行った帰りに、以前私が設計事務所にいた時に手がけたマンションを見に行ってきました。もう15年も前か~早いな~。

マンション

材料にとってもこだわったマンションで当時坪単価が福岡で一番高かったと言われていました。ここはゼネコンが主体ではなく私がいた設計事務所が自分達の設計の理想を建築したもので、細部にまで建築家のこだわりが詰め込まれていました。とくに自然素材が好きでオーストラリアのレンガや、タイのカリンの床、砂岩タイル、植栽もうきは市の山まで探しに行きました。

【エントランス】

MGP9637

あれから15年、久し振りに通ると自然素材がいい感じで経年変化しており味わいを深めていました。

エントランス①

レンガの床と大きな駐車場へ続く門が伸びた植物といい感じです。

【エントランスの天井】

エントランス軒天

カリンの天然木でできており色が深まっていました。

【エントランスの屋根】

天井

銅板で葺いており、施工当時はキラキラの10円玉みたいでしたが、酸化して緑青に変化してました。お寺もこういう色になってますね。

【ゴミ捨て場】

ゴミ捨て場

ゴミ捨て場の扉はチークでできており、持った際の感触が気持ちいいです。木製ですが水に強いので外部のデッキなどで使用されます。(手入れすれば)

どこもいい感じで変化しており味わいのある感じになっていてとても嬉しかったです。この感じは自然素材でないとでませんからね~新建材だと経年劣化ですから・・・これからもっともっと時間を重ねていい味わいがでるのが楽しみですね。

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